スッキリしたいので少し調べました。
[せとうちタイムズ]
幕末本因坊伝【17】秀策に纏わる短編集「囲碁中興の祖碁聖道策」
http://0845.boo.jp/times/archives/000943.shtml
[註] 手合い割りについて― コミ碁(ハンディ)が導入されていなかった昔は、手合い割りが棋士の番付ともいうべき命であった。一段差違うごとに手合いが属なり、まず同じ実力の対戦を《互先》といい、黒白交互に打つ。実力差が一段違うと《先相先》先々先ともいい、黒・黒―白の順に、三番勝負のうち二番を黒を持ち、一番だけ白。二段差は《定先》単に先ともいい、毎局黒をもつ。二段差は《先二》先と二子を交互に打つ。四段差は《二子》常に上手に二子を置く。先相先:せんあいせん
定先:じょうせん
2chより
193 :名無し名人 :03/01/21 21:38 ID:7PlkX1DF残念ながらこの後言及なし。
先先先に打ち込んだという表現をみかけるのですが、
この先とはなんでしょうか?
194 :名無し名人 :03/01/22 00:59 ID:TEsAPcy0
"先(せん)"とは、先(さき)に打つ、つまりは黒番のことをいいます。先番の"先"。
対局者同士の実力差のことも指しています。
黒はたった一手とはいえ先に打つので白番よりも有利です。その僅かな「有利」も
白のハンデとして存在してました。
それが、明らかに違う実力の人同士で対等に戦うと一方的になってゲームになら
ないのでハンデを設けます。「先に打つ」程度から置石をいくつか置くものまで。
それは実力差のモノサシでもあります。これを「手合割(てあいわり)」と言います。
ご質問中の「先先先」とはその実力差、のランク付けの一ランクのことです。
ですので、>「先先先に打ち込んだ」
というのは実力(というか試合結果)をそれだけ突き離したことを言います。
195 :名無し名人 :03/01/22 00:59 ID:TEsAPcy0
互先(たがいせん) 「先」を一局ごとに交互に
↓
先相先(せんあいせん=先先先・せんせんせん) 3局を先番→白番→先番
↓
定先(じょうせん)=先(せん) 常に「先」か白番を持つ
↓
先二先(せんにせん) 先→二子局(黒)→先
と、なります。
現在では「コミ」という形でハンデを設けています。「先」などの表現はコミ碁が一般化
する以前(戦中まで)は必ずというほど出てきます。
今、普通にコミ碁を打っていてそれを「互先」と表現することもありますが、それは
昔の名残りだと思われます。
、、、手合割はこう覚えたのですが自信がありません。どなたか採点きぼん。
[Wikipedia]
http://ja.wikipedia.org/wiki/本因坊道策
名人を九段、名人上手間を八段、上手を七段とし、以下二段差を1子とする段位制を確立した。この段位制は1924年に日本棋院が設立されるまで使われていた。二段差を1子
ということは、九段を基準に考えるとこういうことかな。
(同格)九段:互先
黒白交互
(1段差)八段:先相先(※先先先、先々先、先互先)
下手が3局のうち2局を黒、1局だけ白
(2段差)七段:先(定先)
下手が常に黒
(3段差)六段:先二
先と二子を交互
(4段差)五段:二子
常に二子
(5段差)四段:二三
二子と三子を交互
(6段差)三段:三子
常に三子
(7段差)二段:三四
三子と四子を交互
(8段差)初段:四子
常に四子
(※追記)
あさださんからのコメントで、先相先は黒黒白、先先先は黒白黒と、順番が違う可能性があるようです。
検索してみたら、「一段差なら「先相先」先先ともいい、黒黒白の順に、」という記述と、「先先先(せんぜんせん) 3局のうち2局を下手が黒を持つ手合いのこと。黒白黒の順に打つ。」という記述が見つかったので、ほぼ確実かも知れません。
(ただ、後者には「先相先ともいう」という一言も付いているので不安)
(追記終わり)
手合割には他にも「先二先」(3局のうち2局が先、1局が二子)や「先々相先」(4局のうち1局だけ白)などというのもあるらしいけど、これは日本棋院設立以後に使われ始めた様子。
なんかもっと分りやすく書いてあるページがありそうな気もするけどキニシナイ。
関連しないかもしれないけど、わたしとは正反対の悩みを持たれる方が。
[遅い鳥in玄々境々]
囲碁語の悩み
http://diary.jp.aol.com/e6byjzsbqarf/313.html


追記させていただきます。
2段差が二回出ています
後のは三段差